パイオニアスクエアからキャピトルヒルを結ぶストリートカーの正式開通が近い。23日から正式オープン前の無料乗車サービスを開始し、利用者へのPR活動が続けられている。
同路線は日本町の入るインターナショナル・ディストリクトを含め10駅、2・5㍄の路線を18分で結ぶ。運行はピーク時で毎10分、通常毎12 分、夜間は毎18分から25分で、1 日3千から3500人の利用が見込まれている。
当初の予定では2 0 1 4 年の開通だったが、車両設計を含めた問題により遅れが生じていた。昨年から日本町を含め、各コミュニティーのイメージを彩った塗装車両がテスト走行を繰り返していた。
無料期間は今週も引き続き行われている。23日付のシアトル・タイムズ紙電子版によると、2007年のサウスレイクユニオン路線の開設時には3週間の無料乗車期間が設けられている。
詳しくはwww.seattlestreetcar.orgまで。
ライトレール 路線延長は3月
また路面電車開通とともに地域交通改善へ期待されるライトレール・リンクのワシントン大学路線は、3月16日に開通する。サウンドトランジットが26日に発表した。
ダウンタウン、キャピトルヒル、ワシントン大学( UW)までの路線延長となり、同区間を8分間で結ぶ。UWからシータック国際空港までは45分。
利用者は2020年までに年間1200万人を見込む。当地交通で最も渋滞がひどい区間の1つで、近く地域交通の流れに大きな動きが見られそうだ。
同様に南路線での部分延長が今年秋にあるほか、2023年までに北リンウッド、南ケント・デモイン、東ベルビュー・レドモンドの路線延長が予定されている。
詳しくはwww.ulink2016.org まで。
(N・A・P)