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新型コロナウイルス、アメリカ初の発症例をワシントン州で確認

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ジェイ・インスリー州知事は1月21日に、アメリカ初となる新型コロナウイルスの発症例がワシントン州で確認されたことに対して声明を発表した。インスリー州知事は、現時点で一般市民に対する危険性は低いと宣言している。「現地と州のスノホミッシュ郡公衆衛生局はこのような不測の事態に備えて訓練してきたので準備は万全です。ワシントン州ではこのような事態に重要となる強固な公衆衛生システムが確立されています。今回の件で迅速に対応できたのも、そのおかげです」と、今後も各方面と連携しながら対応を進めていくことを強調した。情報の開示は引き続き行い、感染拡大を防ぐためにできることがあれば、いかなる手段も辞さないとしている。

スノホミッシュ郡公衆衛生局によると、患者は同郡在住の30代の男性で、中国・湖北省武漢市を旅行後、1月15日に帰国。スノホミッシュの病院で診察を受け、1月20日にエバレットのプロビデンス・リージョナル・メディカルセンターへ搬送された。ウイルスのサンプルはアメリカ疫病予防管理センターへと送られ、この男性は現在経過観察中と報告されている。スノホミッシュ郡公衆衛生局のクリス・スピッターズ医師は「誰もがこのようなケースで国内初の例にはなりたくないでしょう。しかし、私たち公衆衛生に従事する人間や関係者はこのような事態に備えて常に訓練し、対応できるようにしています」とコメントしている。

アメリカ疫病予防管理センターによると、コロナウイルスは多くの異なる動物に見られるウイルスで、コウモリを起源とする。まれに人に感染し、SARSやMERSのように感染が拡大するという。今回の新型コロナウイルスは肺炎を引き起こすもので、武漢市で初めて確認されてから、人から人への感染が国際規模で拡大している。その症状は感染しても無自覚のものから死に至るケースまで幅広い。アメリカ国内で複数の患者が確認されているものの、現時点では国内感染は広まっておらず、危険性も低いとしている。市民ができる予防対策について同センターは、新型コロナウイルスの予防ワクチンこそ開発されていないが、インフルエンザが流行する季節のため、ワクチンの接種や日常の風邪予防の対策を推奨している。

(坂元小夜)