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桜祭り、天候に負けず盛況 シアトル社会へ日本文化紹介

第41 回目を迎えたシアトル桜祭・日本文化祭が22 日から24 日までシアトルセンターで開催された。不安視された天候だったが、客入りも良く、当地一般社会へ向けた日本文化P Rは盛況となった。

文化紹介の展示コーナー
の書道ブース

日本からは鹿鳴家英楽さんら英語落語グループ、沖縄三線、舞踊の名護みのりさん、石川詩子さん、またカリフォルニア州の米農家コウダ(国府田)一家を描いた『ドスパロスの碧空』のババ・マサノリ監督、東日本大震災関連ドキュメンタリー『113プロジェクト』のウェズリー・ジュリアンさん、ダニエル・マーティンさんらが参加した。

国際交流基金による海外巡回展「焼締め」は、当地が世界初公開となった。展示会は5 月1日まで同所で続けられている。

スワード公園で1976年に始まった桜祭りは、78 年の雨天中止を機に建物のある会場としてシアトルセンターへ移転。以来、コミュニティーの外で一般社会へ日本文化を啓蒙する恒例行事となっている。今年も当地コミュニティー団体、関係者による文化アクティビティー、舞台パフォーマンスに大勢が足を運んだ。金曜日には地元学校の課外授業が開かれた。

日本食普及親善大使に末次氏、総領事表彰は郷氏へ

22 日に行われた総領事館主催の開会レセプションでは、農林水産省から日本食普及親善大使の認定を受けた日本料理店協会会長でビストロ薩摩のオーナーシェフ末次毅行さんへの認定書授与、またシアトル港湾局で30 年にわたりワ州、日本間の経済関係に貢献した郷央州さんへ総領事表彰が贈られた。

シアトル港湾局の退職にあたり、大村総領事から総領事表彰を受ける郷央州さん

日本食普及の親善大使は21 人が認定を受け、米国は末次さんを含め3人のみ。

農林水産省から日本食親善大使の認定を受けた末次毅行さん

(N・A・P)

写真 = 佐々木 志峰

 

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。