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夏恒例「盆踊り」  世代つなげる伝統行事  地元各所で毎週末開催

シアトル別院仏教会は16日、17日、毎年恒例の盆踊り大会を開催。今年84回目のイベントに世代、人種を問わず多くの人が参加し、大いに賑わいをみせた。

土曜日には歴代最多となる17曲、日曜日には13曲が披露されたほか、食べ物の屋台や敷地内の体育館で行われた武道演舞、コミュニティー団体の展示などが人々を楽しませた。

カルビン・テラダ(寺田)仏教会副会長は「このイベントは日本文化を広めるいい機会。日本人以外にもたくさんの人が参加してくれているのが嬉しい」と語った。

アラン・ホシノ(星野)会長は幼少時から盆踊りに参加し、今は企画に携わっている。「盆踊り大会は世代を超えて引き継がれています。コミュニティーにとっても意味のあるイベント、人同士を結びつける役割も担っています」と寺院前に踊りの輪を作る多くの参加者の姿に笑顔を見せた。

ピュージェット湾地域の盆踊り大会は、シアトルを皮切りに各所で催される。オーバン市の白河本願寺仏教会は23日、タコマ市のタコマ本願寺仏教会は30日に盆踊りを開く。また州都オリンピアでは8月13日に盆踊り大会が開催される予定。詳しくはカレンダページへ。盆踊り写真特集は英語1面へ。

(竹田 優香)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。