文:島涼介
運転中にスマートフォンやタブレットなどの電子機器を使用することを禁じるワシントン州法が、7月23日に施行された。同州法の施行により、運転中のEメールやテキストメッセージの使用、インターネットの閲覧など、電子機器を使用するあらゆる行為が違反の対象になる。運転中の不注意による交通事故を減らすことが狙いだ。違反した場合に課せられる罰金は、初回の違反で136ドル、5年以内に2度目の違反をした場合は234ドル。
「運転中」とは走行中に加えて、渋滞や赤信号などで停車している際も含まれる。「電子機器」とは携帯電話、タブレット、ノートパソコン、電子ゲーム機などを指し、ハンズフリーで使用する目的で製造された物は含まれない。手や指を使用して電子機器を操作する行為、動画を視聴する行為は「使用」とみなされ違反になる。緊急時の911への通報や、車載ホルダーに固定した状態でボタンを一回押す程度の行為は違反対象外になる。
(島涼介)