『フォーブス』誌による「全米でクールな街2017」ランキングで、シアトルが第2位に輝いた。この結果は、人口統計などで知られるウェブ・サービス「スパーリングス・ベスト・プレイス」と共同で導き出されたもの。交通、食、娯楽など9つの異なる指標をもとに、全米の100の主要都市をそれぞれ評価した。また、チェーン展開していないレストランの割合、スポーツと芸術アクティビティーの多さ、交通機関の信頼性と利用率、電気自動車や自転車通勤者数など環境への配慮も考慮されている。シアトルは、スポーツ、公園、動物園などの豊富なレクリエーションと、人口に対するコーヒー・ロースター、ビール醸造所の数でトップとなった。
トップ20の都市で目を引いたのは、テキサス州オースティン。最も若者が多く、活気のある都市としてランクインした。将来、ビジネスや都市を支える25歳から34歳までの人口が、住民の17%以上を占めた点が評価された。スタートアップ企業を始めとした中小企業の成長率では、カリフォルニア州ロサンゼルスが1位となり、今後の可能性に注目が集まった。
なお、同ランキングの1位はサンフランシスコ、3位はサンディエゴ。ノースウエスト地域からは、ポートランドが5位に入った。
(文:小林真依子)