文:室橋美佐
現シアトル市長のエド・マレー氏が、9月12日に辞任を発表した。11月の市長選挙で当選が決まる新市長就任までの2017年末までは、現市議会議長のブルース・ハレル(Bruce Harrell)氏が後任を務める。
マレー氏は、前日に同氏の従弟にあたるジョセフィン・ダイヤ―(Joseph Dyer)氏から未成年者への性的暴行で告発されたことを受けて辞任を発表した。ダイヤ―氏は、1970年代に、ニューヨークのロングアイランドにあるダイヤ―氏の母親の家の寝室をマレー氏と共有していた際に被害を受けたと告発。マレー氏に対する未成年者への性的暴行告発は、ダイヤ―氏が5人目になる。
2018年からの新市長は、11月の選挙で、8月の予備選挙で選出された都市設計家のキャリー・ムーン(Cary Moon)氏かジェニー・ダンカン(Jenny Durkan)元米連邦検事かに決まることになる。