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マレー市長辞任へ 後任は現シアトル市議会議長 ハレル氏

文:室橋美佐

現シアトル市長のエド・マレー氏が、9月12日に辞任を発表した。11月の市長選挙で当選が決まる新市長就任までの2017年末までは、現市議会議長のブルース・ハレル(Bruce Harrell)氏が後任を務める。

マレー氏は、前日に同氏の従弟にあたるジョセフィン・ダイヤ―(Joseph Dyer)氏から未成年者への性的暴行で告発されたことを受けて辞任を発表した。ダイヤ―氏は、1970年代に、ニューヨークのロングアイランドにあるダイヤ―氏の母親の家の寝室をマレー氏と共有していた際に被害を受けたと告発。マレー氏に対する未成年者への性的暴行告発は、ダイヤ―氏が5人目になる。

2018年からの新市長は、11月の選挙で、8月の予備選挙で選出された都市設計家のキャリー・ムーン(Cary Moon)氏かジェニー・ダンカン(Jenny Durkan)元米連邦検事かに決まることになる。

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。