文:松崎 慧
4月22日、第42回シアトル桜祭・日本文化祭の会場で、「HAPA HAFU ヘリテージ・フォーラム」が開催された。会場となったフィッシャー・パビリオン(Fisher Pavilion)のステージで、ラップミュージシャンで活動家のアイシャ・フクシマさん、元日系クイーンのリカ・マッカーサーさんらが、自身の生い立ちや日系社会、多文化について講演した。
「HAPA」はハワイの言葉、「HAFU」は日本で使われるハーフという言葉。どちらも、二つの国にルーツを持つ人々をさす。
横浜の小学校に通い、ベルビューで中高時代を過ごしたアイシャさんは、ラップを通して国籍や人種にとらわれない多様性を子供たちに伝える自身の活動について語った。リカさんは、二つの文化を結びつける人間としての「ハーフ」について話した。
会場には、日米のみならず様々なルーツを持つ人々が集まり、多様性の大切さや「アメリカ人」の定義について活発な意見交換を交わした。