ワシントン州日本文化会館(JCCCW)が、11月12日(日)に毎年恒例の「文化の日」イベントを開催する。日本の祝日「文化の日」にちなみ、日本の文化を「見て、触れて、知る」ことができる体験型の催しがある同イベントには、毎年1,000名を超える来場者が訪れる。
生け花インターナショナルによる生け花の展示、三味線や太鼓の音楽ステージに加えて、今年は日本舞踊と尺八の協演も行われる。観客が参加できる柔道、空手のパフォーマンス、正武流による居合抜刀術の披露など、武術の実演会もある。また書道、碁、折り紙や在シアトル日本国総領事館による風呂敷の包み方講義など、自ら日本文化を体験する機会も設けられている。
今年の特別展示会では、シアトル日本町の歴史写真が展示される。戦前の日本町周辺の街並みや、そこに暮らしていた日系移民たちの姿を捉えた写真が並ぶほか、当時の日本町にまつわるトーク・ショーや紙芝居も行われる。第二次世界大戦に従軍した日系二世兵士について書かれたノンフィクション小説『Masao: A Nisei Soldier’s Secret and Heroic Role in World War II』の主人公の子息、アラン・アベ氏によるプレゼンテーションも予定されている。
人気の竹村茶道教室による茶道の実演は3回実施されるが、参加希望者は整理券が必要となる。お腹がすいたら日本料理の販売もあり、家族連れで1日楽しめる。JCCCWウェブサイトで詳細が確認できる。
(小林真依子)