2月5日の旧正月を前に、アジア系高齢者に奉仕する非営利団体である敬老ノースウエストは、ハイアットリージェンシー・レイクワシントンを会場に第3回旧正月新年パーティーを2日夕刻に開催。これまでにない650人近い参加者・ボランティアでにぎわい、盛況のファンドレイジング・イベントとなった。
ワシントン湖畔に一昨年オープンしたハイアットリージェンシー・ホテルは、右岸にジーン・クーロン公園の豊かな緑を、左岸すぐ近くには完成間近のボーイング737機を何機も見るユニークな立地で、正面にはシアトル高層ビルの灯も。70年代にシーホークスで大活躍したフレッド・ブラウン、スリック・ワッツ元選手、女優のエイミー・ヒルさんら有名人ゲストも参加し、華やかな雰囲気の夕べであった。
サイレント・オークションを終えて出席者がテーブルに着くと、まずはロウムアボーイズによる力強いダンス。続いてインターナショナル・ライオンダンス・チームが獅子舞を披露。敬老CEOのブリジット・タケウチさんによりトミオ・モリグチ理事長が紹介され、新年パーティーの共同委員長であるブルース・ブランディジさんとグレース・タヅマさんも続いて登壇した。
食事と共にライブ・オークションが始まると会場は一気に熱気に包まれ、オークショナーの小気味よい動きとかけ声で次々と値が上がる。ホテル宿泊やレストラン食事券、旅行券だけでなく、出品物は多々。特に総領事公邸でのプライベート・ディナー、KING5のローリー・マツカワさんら活躍中の女性5人とのランチは、激しい競争の末にそれぞれ3800ドル、5200ドルで落札され、会場をひと際沸かせた。
熱気と笑いの中で終わったライブ・オークションの総額はこれまでの記録を破る43万9000ドル。タケウチCEOは、「これまでの43年間に敬老ノースウエストは2300人ものコミュニティー・メンバーに奉仕することができた。今後の40年もまた敬老ノースウエストが地元に貢献できるよう、支援を継続していただきたい」と出席者に呼びかけた。