第二次世界大戦からの思い出を綴った地元ビジネス企業家のケイコ・ダダマツ・ヒライさんによる自叙伝『ケイコズジャーニー』によるグループ読み聞かせが、16日午後1時にワ州日本文化会館(JCCCW)で披露される。
米国で生まれた二世の母のもと、ヒライさんは第二次世界大戦と戦後を日本で育つ。爆撃、差別、飢えといった恐怖のもとで幼少を過ごし、11歳で母と共に米国に渡った。英語環境と苦闘しながら、新しい生活へ順応。ビジネス経験は皆無ながら、二児の母であったヒライ氏は1976年に美容院を開業した。現在もマーサーアイランドでスタジオ904を経営している。経営と従業員育成の評価を受け、「年間ナショナルマイノリティー企業家」の表彰を受けた。
読み聞かせは著書から抜粋されたストーリーの一部が紹介される。JCCCWが運営する思い出プログラムの月例会議で、一般も無料出席が可能。午後2時からは思い出執筆ワークショップが開かれる。詳細はomoide@jcccw.orgまで。
(大間 千奈美)