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ワ大日系教授を慰労 民族学教育の指導者

昨学年度でワシントン大学から退任した3人の日系教授を招待するコミュニティー行事Sensei*tional 3 Celebration!」が28日に開かれる。本紙をはじめ、日系コミュニティー各団体、関係者が後援、ワシントン大学米国エスニックスタディーズ学部のテツデン・カシマ、ゲイル・ノムラ、スティーブン・スミダ名誉教授を讃える。

同教授陣は当地学問の中心といえるワシントン大学で日系史をはじめとするマイノリティー歴史教育を長年行ってきた。カシマ名誉教授はもっとも長く約40年にわたり所属。ノムラ、スミダ両名誉教授が90年代に加わった。

同プログラムを中心に当地日系社会と共同で行ってきたプロジェクトは多岐に及び、日米の桜による友好を祝った100周年記念桜植樹、第二次世界大戦日系人強制退去で当地を追われた日系学生への名誉学位授与、デイ・オブ・リメンブランス講演会、ヤキマ日系史の調査などが挙げられる。

イベントは午前11時半からブレインメモリアル・ユナイテッドメソジスト教会で開かれる。無料で一般参加が可能だが、RSVPが必要。詳しくは uw3sensei@hotmail.com まで。

(N・A・P)

N.A.P. Staff
北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。