日系二世の活動家、オレゴン州出身の故ミノル・ヤスイ氏に敬意を称したイベントが 25日、 26日に当地で開かれる。
ヤスイ氏はオレゴン州フッドリバー出身の弁護士。第二次世界大戦時に、米西海岸に住む日本人及び日系人に施行された強制退去に対し的立場から抵抗し続けたことで知られている。
25 日には同氏の生 誕100周年となる10 月 19 日までの完成を目指すドキュメンタリー映画『 Never Give Up! Minoru Yasui and the Fight for Justice 』の一部上映と制作関係者 との質疑応答が、午後7時からウイングルーク博物館で行われる。
26 日午後2時からは、朗読劇『 Citizen Min 』がビーコンヒルのブレインメモリアル・ユナイテッドメソジスト教会で行われる。無料。予約、問い合わせはminyasuitribute@ gmail.com 、vchan@ wingluke.org まで。
1942年、ヤスイ氏は日系コミュニティーに課された門限を破り、米国の合憲性に異議を唱えた。また退去命令を拒否、実家に帰省したところで身柄を拘束され、9カ月の懲役刑を受けた。
大戦後に日系社会の立て直しに貢献。自身が受けた有罪に対し、86 年に取り消し判決が出された直後に死去した。統領自由勲章を昨年 に受けたほか、米国自由人権協会オレゴン支部は3月28 日を「ミノル・ヤスイの 日」と認定している。
詳細はwww. minoruyasuifilm.org まで。
(竹田 優香)