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2016年予備選挙 本選へ日系候補の動向

2016年度のワシントン州予備選挙が2日に開票された。大統領選挙にあたる今年は、連邦議員選、州知事選を含め、州主要職での選挙戦が行われている。日系候補も予備選に臨み、11月の本選へ最終候補が絞られている。

ブラッド・オーウェン副知事が再選を辞退したことで混戦となっていた副知事選には、日系のスティーブ・ホッブス州上議、日本とのつながりの深いカレン・フレイザー州上ら多数が出馬していた。開票の結果、ホッブス、フレイザー両候補は得票率15から16%で3、4番手にとどまっている。上位2人が20%前後とわずかの差だった。

再選に臨む州第37区のシャロン・富子・サントス州下議、同11区のボブ・ハセガワ州上議はともに安定した得票で、本選でも盤石の戦いを見せそうだ。

ジム・マクダーモット連邦下議の引退により空席となった第7区ではプラミラ・ジャヤパル州上議が最多得票。11月の初当選へ弾みをつけている。

選挙登録者は全体の約1/4で、投票率は20%強と例年に比べ低い結果となっている。

(N・A・P)

N.A.P. Staff
北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。