レイシーにあるリバーリッジ高校で2月2日、正月と日本文化を紹介するイベントが開催された。オリンピア市―加東市姉妹都市協会（OKSCA）が、同高校と共催で企画したもので、約500人の地元住民が来場した。
会場に設置されたステージでは、リバーリッジ高校の太鼓バンドによる演奏、サウスベイ小学校の児童らによる日本の歌コーラス、セント・マーティンズ大学の学生たちによるソーラン節が披露された。また、同大学で講師を勤める書道家、眞田千代さんが書道でアート・パフォーマンスを行い、場内を沸かせた。入口付近の広場では、さまざまなブースが出展。今年の干支であるイノシシをアレンジしたイベント限定Tシャツの販売ほか、リバーリッジ高校の生徒たちによるこいのぼりや飾り絵の作成、塗り絵などのハンドクラフト教室が開かれ、来場者は思い思いの作品を持ち帰った。OKSCAや兵庫県ワシントン州事務所のブースでは、兵庫県と加東市、日本の魅力を紹介するパネルやパンフレットを準備。日本への旅行やホームステイに興味を持つ人々でにぎわった。イベント終盤には木うすを使った餅つきもあり、日本の伝統や文化に親しめる催しとなった。
OKSCAは中高生の交流を推進しており、隔年で両都市を交互に訪問している。毎回およそ10人の学生が、ホームステイをしながら地元市民と交流を持つ。オリンピアにはヤシロ・ガーデンという日本庭園があり、OKSCAメンバーが定期的に清掃活動を行う。ワシントン州にはオリンピア市―加東市含め、シアトル市―神戸市など兵庫県内の11都市と姉妹都市協定を結ぶ地域がある。今年は、3月23日から4月1日までの期間、兵庫県加西市の中学生8名が、親善訪問団としてプルマンを訪問予定だ。兵庫県ワシントン州事務所では、今後も日米関係の架け橋となる文化的・人的交流をサポートしていくとしている。
（情報提供・写真：兵庫県ワシントン州事務所）
