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民法改正後初の成人の日シアトルでも成人式開催

By 河野 光

明治時代から約140年間、日本での成年年齢は20歳と定められていたが、民法が改正され、2022年4月1日より成年年齢は20歳から18歳に変った。この「引き下げ」により、ローンを組む、クレジットカードを作る、一人暮らしの部屋を借りるなどが、18歳から親の同意が無くても可能に。一方で飲酒や喫煙などの年齢制限は引き続き20歳のまま維持される。また成人式に関しては、多くの自治体が名称を「20歳のつどい」などと改名し、以前と同様20歳を迎えた者が集まる場として今後も継続する予定だとしている。
1月15日、シアトルを中心に日本語でのコミュニティー・サービスを行う非営利団体、JIAファウンデーション在シアトル日本国総領事館との共催で、「成人式USA」が、ベルビューにあるサマミッシュ高校にて日英両言語で開催された。今年で4回目を迎え、2年ぶりに対面式で行われた同イベントは、在米日本人だけでなく、日本文化に興味のある新成人であれば国籍問わず誰でも参加ができる。新成人代表のスピーチやさまざまな業界で活躍する先輩からのビデオメッセージ、「成人の証」授与式など、笑顔溢れる内容となった。写真撮影会では、初めて顔を合わせる新成人達がこの日をきっかけに親交を深めるシーンも多く見られ、今年のスローガン、「リフレクト、コネクト&セレブレート!」をまさに反映していた。

詳細:http://seijinusa.org
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ベルビューで行われた成人式で、晴れの日を祝う成人のみなさん。カラフルな着物が目に眩しい
ワシントン大学太鼓会による、力強い和太鼓のパフォーマンス
河野 光
約4年間のシアトル生活を終え、2022年5月に日本へ帰国。運動オンチのインドア派に思われがちだが、屋内にこもっているのが大の苦手。犬とお酒と音楽が友だち。愛犬と2〜3時間地元を散歩するのが日課。