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総領事より着任のご挨拶

この度、在シアトル日本国総領事として着任しました伊従いより まこと です。

米国勤務は、2019~2020年のワシントンDC勤務以来2度目となります。日本とさまざまな分野で緊密な関係にある当地総領事館で勤務できることを大変うれしく思います。この関係のさらなる増進に全力を尽くしていきたいと考えております。

当館が管轄するワシントン州、モンタナ州およびアイダホ州北部には現在、約1万7000人の日本人の方々がお住まいです。コロナ禍の影響が徐々に少なくなってきておりますが、邦人の皆さまの安全・安心確保を始め、領事行政サービスを充実させるよう努めてまいります。

この地域では100年以上にわたる日本からの移民の歴史があり、現在9万人以上の日系人がお住まいで、多くの方が活躍されています。日系人社会と日本との歴史的絆を大切にしつつ、日米両国関係のさらなる増進に向けて日系人の方々と協働していくことを楽しみにしています。

シアトル周辺地域は、米国の中でも成長が著しい地域であります。従前からの航空宇宙産業の発展に加え、近年では情報技術(IT)や先端技術の革新を担っており、世界の研究者や技術者を引き付け、人工知能やクラウド・コンピューティング等の分野で世界を牽引しています。当地と日本との間の経済関係のさらなる強化に向け、引き続き日本企業の活動を支援していきます。

このような活力あふれる地において、日本の魅力や日本文化の発信、草の根交流等も通じ、管轄地域と日本のさらなる関係強化に向け、取り組んでいく所存です。

何卒よろしくお願い申し上げます。

在シアトル日本国総領事 伊従 誠

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。