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第140回国際商標協会(INTA) 年次大会、シアトルで開催

日本から参加した杉村萬国特許法律事務所の杉村憲司所長(右)と杉村光嗣代表弁護士(左)。写真:天海幹子

INTA(INTERNATIОNAL TRADEMARK ASSОCIATIОN)国際商標協会恒例の年次大会が、5月20日から23日までコンベンション・センターで開催された。全世界192カ国7200超の団体から成り立つ国際商標協会は1878年の創立で、商標権者と商標に関係する専門家で構成されたグローバルな団体。消費者を守り、公平かつ効果的な商業活動を進展させるため、商標及び関連する知的財産の支援に専念する。毎年各国を回り、今年は水と緑の多いハイテクの街、シアトルで開催されたせいか、これまでの最多数となる約1万1000人の参加者が集まり、大成功を収めた。

日本からは、1923年に創業、日本の法律業界においても老舗の知的財産(特許、商標、意匠等)の保護に特化した杉村萬国特許法律事務所が参加した。「常時1 2 0 カ国程度の法律事務所と連携し、メールやファクスで業務連絡しています。お互いの信頼関係を深めるために、多くの提携先の方と会うことができるINTA年次大会は、業界にとってのリユニオンの場」と語るのは、シリコン・バレー(パロアルト)オフィスの澤田達也弁理士。日本の文化やブランドを世界に紹介する良い機会として、和風に装飾したブースを出展した。

今年のブースは、当地造園技師の小林竑一氏、シアトル日本庭園を造園したヨロズ・カンパニーのケニー・ヨロズ氏の協力で、百人一首かるたの石庭を構えた。杉村憲司所長は「シンプルで要所要所に特徴のある今年のブースは好評で、写真を撮りにブースを訪れる人が多い」と、和風ブースのインパクトについて述べ、笑顔を見せた。

同事務所はイレーネ・キューリー氏(キューリー夫人の娘で、ノーベル賞受賞者)の特許の出願代理や、近年でも青色発光ダイオードの開発でノーベル物理学賞を受賞した名古屋大学の天野 浩(あまの・ひろし)教授と名城大学の赤崎 勇(あかさき・いさむ)教授、寄生虫の感染病に対する治療法発見でノーベル生理学賞を受賞した北里大学の大村 智(おおむら・さとし)特別栄誉教授などの特許出願も手掛けている。

(天海幹子)

東京都出身。2000年から2004年までジェネラルマネージャー兼編集長。北米報知100周年記念号発刊。「静かな戦士たち」、「太平洋(うみ)を渡って」などの連載を執筆。