Home イベント情報 第二次世界大戦70周年をテ...

第二次世界大戦70周年をテーマ 映像と音楽で反原発、原爆訴える

映像素材と現代音楽を組み合わせたコンサートを生み出すグループ「ヌーボォー・クラシカル・プロジェクト」のツアーの一環として、
ピース・シンフォニーと称する公演が12月5日にシアトルセンターのコーニッシュプレイハウスで行われた。

第二次世界大戦終戦70周年、また広島、長崎の原爆投下に触れた内容となっていた。出演者はアートディレクターでピアニストのシュガー・ベンディルさん、チェロ奏者のジリアン・ブルームさん、DJのポール・D・ミラーさん。

ミラー氏は作品の中で映像と音楽を織り交ぜるため、日本の非政府組織で地球一周の船旅を提供するピースボートに乗船した際に知り合った、8人の被ばく者とのインタビューを使用した。

実際に原爆が投下された当時の映像に加え、広島、長崎、福島の街、原子力反対という日本語や、核実験の影響で生まれた設定を持つ映画怪物「ゴジラ」の画像などが繰り返し使用されていた。原発、また原爆のない世界というメッセージを強く訴えているように見受けられた。

(白波瀬 大海)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。