シアトル市内のビーコンヒル、ファーストヒル、インターナショナルディストリクト(ID)などで12日、大規模な停電が発生。周辺地域にいた約1万人の市民に影響が及んだとされる。宇和島屋シアトル店も停電後の混乱を避けるために一時入店することができなかった。昼食時間と重なり、IDには多くの市民が通りに出た中での出来事となった。周辺地域の信号は一時機能停止したが、12時15分頃には復旧し始めた。
シアトルシティーライトの担当者トニー・ホワイト氏によると、南シアトルで築約100年になる旧屋の屋根を置き換える際、クレーンが送電線にもつれたことが原因のようだ。この事故による被害者は出ていないが、本紙をはじめ、オフィス機器にダメージを受けた会社が出た。午後3時には各エリアの電源は復旧した。
(大間 千奈美)