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納涼盆踊り、今週から 曲数増、新曲は2つ 「踊りを楽しんで」

毎年恒例の夏の盆踊りの時期が訪れた。シアトル別院仏教会では、先週からイベントに向けた練習会を寺院内体育館で開いている。5日間の練習会では、今年加えられる新曲も紹介され、世代を問わず多くの人が足を運び、本番に向けて準備を進めている。

シーフェアの一環として、シアトル市の一大行事に含まれる盆踊り大会。日系寺院で残し続けるお盆の慣習、文化を紹介する機会にもなる。実行委員会のロン・ハマカワさんは、「(お盆は)日本の優れた文化であり、多くの人に触れてもらいたい。でも何よりも盆踊りを楽しんでもらえたら」と語る。

16日、17日に開かれるシアトル盆踊りは今年で84回目を迎える。伝統を守りつつ、新たな世代に盆踊りを継承する意向も見られる。

多くの曲は日本のスタイルをベースとした定番曲だが、当地向けに作られた曲もある。今年は新たに振り付けが加えられたモダンバージョンのソーラン節となる『ソーラン節2』、若い世代向けに作られたアップテンポな『お祭り音頭』の2曲が披露される。

今年は参加者からの要望もあり曲数を増やした。土曜日は歴代最多となる17曲、日曜日には13曲が準備されている。屋台のほか、太鼓パフォーマンスやコミュニティー団体の展示なども行われる。天候は良好となりそうだ。

ピュージェット湾地域の盆踊り大会はシアトルを皮切りに各所で催される。16日はバション島のストロベリー祭内で盆踊りが披露される。オーバン市の白河本願寺仏教会は23日、タコマ市のタコマ本願寺仏教会30日に盆踊り大会を開く。オリンピアやポートランドでもそれぞれ開催される。詳しくはカレンダーページへ。

(竹田 優香)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。