全米日系人博物館が運営する日系ウェブサイト「ディスカバーニッケイ」が、「ニッケイ物語」というシリーズで、言葉をテーマとした記事、エッセイを募集している。日系史、文化などを背景に、言語にまつわる体験談や、関連した問題について、個人的な視点を綴った各品を募っている。
言語はコミュニケーションのみならずアイデンティティやルーツにも関連する。コミュニティーでよく使われる日本語や、好きな語句、状況に応じて変化する言語の使い分けなど、言語に関わる疑問や問題について考えながら、幅広い逸話を紹介する予定だ。
形式は物語やエッセイ、回顧録、学術論文、書評、その他散文などを募集している。日本語、英語をはじめ、スペイン語、ポルトガル語での応募も受け付けている。
日本語は800~2200字程度。その多言語は600~1500語程度の長さをマイクロソフト・ワード文書で提出することが求められる。投稿の際には著作権が担保された関連写真も掲載される。規定に沿って投稿された作品はすべて執筆者の情報と同時にディスカバーニッケイのウェブサイトで掲載される。
日系ストーリーの多様性を共有することで理解を深めるのが目的で、掲載は6月上旬頃から始まる。原稿の締め切りは9月30日。詳細はwww.discovernikkei.org/ja/journal/chronicles/nikkeigo/まで。
また全米日系人博物館は20日、4年にわたり同館をけん引してきたグレッグ・キムラ館長の辞任を発表している。
(大間 千奈美)