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福島邦子コンサート Autumn Rhapsody

シアトル在住のシンガーソングライター、福島邦子さんによるコンサートが11月16日に開催される。70年代のデビュー当時はエレキギターを持ってステージに立ち、ロック色が濃かったが、最近はアコースティックに「日本語で共感できる言葉」を大切にしながら音楽活動を続けている。そんな邦子さんに、今回のコンサートや自身について話を聞いた。

会場はどんなところですか?

今年2月に行ったコンサートとは違って、今回はジャズクラブ。バー、レストランとしても魅力的です。何度か訪れた際に、演奏しているミュージシャンがとてもリラックスしていて、聴いている側も構えずに楽しめる、 そんな雰囲気が気に入り、コンサート実現に至りました。

コンサート内容について教えてください。

今回もオリジナルを中心にしつつ、懐かしい日本の曲や皆さんご存知のスタンダードナンバーも予定しています。また、私のコンサートでは初となる、箏奏者の方とのコラボも楽しみにしていてくださ い。

シアトルでの暮らしにはもう慣れましたか?

シアトル生活も4年目。ボランティアなどを通じて新しい出会いが生まれ、世界が広がりました。シータック空港近くで開いているボイストレーニング教室には大人の女性の生徒さんが少しずつ増えているので、いつか 発表会を兼ねたパーティーを開けたらと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

会場となるザ・ロイヤル・ルームでパフォーマンスを行う日本人アーティストはおそらく初めて。日本的なメロディーや言葉を通して、懐かしさや温かさを感じてもらえたらうれしいです。英訳した日本の曲も歌う予定です。前回と同様に言葉ひとつひとつを大事に、心地良い音空間を感じてもらえるようなコンサートにしたいと思っています。平日の夜ですが、ぜひいらしてください。お待ちしています。

福島邦子■シンガーソングライター。岡山県生まれ。1978年にプロデビューし、15枚のシングル、11枚のアルバムをリリース。研ナオコ、チェッカーズ、杏里、中森明菜など多くのアーティストにも曲を提供。ピアノ弾き語りでのライブ活動を行う傍ら、ボーカルトレーナーとしても活動する。

(ハントシンガー典子)

小林 真依子
編集ライター。金融機関で勤務の後、留学のためシアトルへ。毎日の小さな「オモシロイ」を求めて日々シアトルを探索中。テクノロジーの町にいながらアナログを楽しむ関西人。